小6女子たちの"悪夢のいじめパーティー" | ニコニコニュース
いじめ行為は、そのほとんどが大人の世界であれば刑法犯に当たる。殴る蹴るなどは暴行罪、悪口を言う、暴言を吐くなどは名誉毀損(きそん)になるだろうし、加害者が被害者を思い通りに従わせているようなケースでは、その経緯に強要罪に当たる行為があるだろう。性的行為が伴うもの、自殺の練習をさせる行為などは、間違いなく犯罪そのものである。
また、仲間はずれについても、人権侵害行為であることは間違いない。限られたコミュニティの中に生きる子どもが、その仲間の中で存在を否定されるのであるから、心への傷害行為に等しいとも言えるのだ。
■誕生日を祝ってあげると誘われて
ある小学6年生の女子児童のケースを見てみよう。自分の誕生日をクラスメートが祝ってくれるという話が持ち上がり、彼女はその会場となった友人の家に、目いっぱいおしゃれをして向かった。
実は彼女は、この友人グループ内ではいわゆる「いじられキャラ」扱いをされており、貸した物を返してもらえなかったり、グループ内で自分だけ外された別のグループが作られていたりすることに苦痛を感じていた。だからこそ、友人たちが誕生日を祝ってくれることがうれしかった。前日の日記には、祝ってもらうことの喜びや、普段は冷たい友人たちをほめたたえる言葉が踊っていた。
ところが、用意されたバースデーケーキのろうそくの火を吹き消したとたん、彼女は両脇にいた2人の女の子に後頭部を捕まれ、思い切りケーキに顔面を押し付けられた。顔はケーキまみれ、襟(えり)口なども生クリームなどでベトベトだ。何が起きたかわからずに顔を上げると、他の子たちはスマートフォンで何枚も彼女の写真を撮っていた。その場にいた全員が大爆笑しながら、写真をいろいろなLINEグループに送り始めた。
「やめて!」。そう抗議する彼女を、他の子供たりはむしろ攻め立てた。せっかくあなたがウケを取れるよう、ケーキを1つダメにしてまでみんなでお膳立てして「あげた」のに、怒ったり泣いたりするのはおかしい、と。
とっさにうまく反論できなかったものの、それでもこの場にいることが何より苦痛だと感じた彼女は、そこから逃げるように駆け出した。走りながら、「良かったね」と優しく送り出してくれた母の顔を思い出し、このまま帰ったら母を悲しませると思った。自然と、その足は家路ではない方へ向かった。
公園のトイレで顔を洗い、そのまま向かった先は、小学校低学年まで住んでいた団地だった。このままあそこから飛び降りたら、自分がどんなに苦しかったか、あの子たちにわからせることができるかもしれない。そんな思いと、母の笑顔が、彼女の頭の中で交錯した。
私は、彼女の母親からそれまでにも何度かいじめの相談を受けており、この件の一報を受けたときは、同じ区内で別の打ち合わせをしたその帰り道であった。人を探すのは私の得手な調査であったから、この女子児童が階段の踊り場で階下をのぞき込んでいるところを、無事保護することができた。
しかし、もしも私の発見が遅かったら、母の笑顔を思い出せなかったら――。ボタンが1つでも掛け違っていれば、彼女は自殺してしまっていたかもしれない。
■反省しない子、逆ギレする親
この後、私は何が起きたかを聞き取ってから、被害者である彼女とその母とともに、いじめた側の連中に抗議しに行くことになった。彼らがばらまいた例の写真はすでに拡散しており、若干の「炎上」を起こしていた。
その場で反省し、謝罪をする親子もいたが、遊びだったと一切反省をしない子、子供のやることに親が出てくるのは間違いだと、抗議することそのものに反論した親もいた。そのくせ、自分が同じ目にあうことは嫌だとも主張する。
こうした子や親と話していると、未成年に強要して違法行為をさせたり、女性を脅してアダルトビデオに出演させるようなアウトローと、なんら変わらない思考回路の持ち主だということがわかる。そんな加害者とのぶつかり合いを経て、被害者は自らの常識や許容範囲を超えた、到底受け入れられないような別次元の考えを持つ人物の存在に気づくのだ。
ところが、クラス主義で団体行動を基礎とする学校社会では、このような危険な人物がいても、いじめの被害者は彼らと同じ空間で、表面上は仲間として過ごす事を強要される。法律上は、未成年の犯罪行為は刑法犯としては裁かれることはない。だが、いじめの加害者のしていることは犯罪行為と何ら変わらないのであり、被害を受けた者の心身の痛みは、法の定めとは無関係に、犯罪被害を受けた者と同じなのである。
それが、被害者が子どもだからという理由で、容易に癒やされたり回復したりするものだと考えていいのか。答えは否である。
■大人になっても残る心のダメージ
いじめ事例ではよく、学校が介入して加害者による「謝罪の会」を急いでセッティングしようとして、被害者側がこれを「時期尚早」と拒否するケースがある。これこそ、学校側も加害者側もいじめ被害を軽く見ているから起きる事態だ。いじめの被害が、冒頭に述べたように犯罪被害となんら変わらず、被害を受けた者の心身の痛みも同等だと考えることができれば、学校も加害者もこんな愚かな対応はしないだろう。だが、実際にはこうした無神経な対応が無数に行われている。
被害者の心のケアなどについても、ほぼ無整備といえるくらい具体的な体制がない。いじめによる心理的ダメージは、被害者によって個人差があり、いじめ行為の状況によっても大きく異なる。そのためか、被害者に向かって「いじめへの耐性をつけるべきだ」とか「強くなれ」と要求するような、誤った指導も横行している。
私はあるSNS(会員制交流サイト)で、元いじめ被害者のコミュニティに参加しているが、30代を過ぎてもいじめのトラウマ(心的外傷)に悩み、心が壊れてしまったり、社会人として就業ができなかったり、人との距離感がうまく取れずに悩み続け、常に重いストレスの中で生活していたりする方が多数いることを実感している。
■わが子のフォローは保護者主体で
もしわが子がいじめの被害を受けた場合は、保護者が主体となって、被害を受けた子のフォローをするしかない。学校への登校は、無理をさせる必要はない。特におなかが痛くなったり体調不良が出たりする場合は、欠席も重篤な被害を回避するための効果的な方法だと考えたほうが良い。
本来は、学校がカウンセリングの案内などをすることになっているが、案内がない場合や地域行政としてそのようなフォローがない場合は、自分でカウンセラーを探す必要がある。基本はダメ元ぐらいのつもりで相談し、カウンセラーとの相性が悪ければ、さっさと別のカウンセラーを探す。無償の電話相談などは、匿名で相談できる気軽さはあるが、筋が良ければラッキーぐらいに心得ておく必要があろう。
*本コラムへのご意見、取り上げて欲しいテーマ、ユースガーディアンに相談したい事例等ありましたら、下記URLにぜひお寄せください(ご相談へのお返事については、お時間をいただく場合があります)。https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeeAI2nGm9-UKz9XTN_ngXmvjkWHA5ErugiIOg_1yHd9jlmUg/viewform?usp=sf_link
----------
NPO法人ユース・ガーディアン代表理事
1977年、東京都生まれ。東海大学卒業。T.I.U.総合探偵社代表。日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー。教員免許あり(社会科)。2004年、探偵として初めて子供の「いじめ調査」を受件し、解決に導く。以後5000人以上の相談を受け、重大な問題があり、関係各所が動きが取れない状態であった330件(2015年12月現在)に上るいじめ案件を手がけ収束・解決に導き、今も精力的に「いじめ問題」に取り組む。著書に『いじめと探偵』(幻冬舎新書)など。
----------
(出典 news.nicovideo.jp)
黎黒(くろ) 苛められてる子に言えるのは、大丈夫本当に死にたくなったら先に相手を殺してあげようね☆という悪魔的なアドバイスしかできない、けどそういう心は大事。俺の母親は「なーにつらくなったら金属バットもって体育館裏でボコれ」というアドバイスをいただいた(目がマジだった)正直殺そうと思えば殺せる相手に虐められてるとおもうほどばかばかしく思えることはないからね |
恋さまシート うん、だれのためにもならないでしょ。だから少年法を廃止しろとこれほど騒がれてるのだわ。DQN親がDQNを産むというサイクルを断ち切るには法で押さえつける以外に方法ないでしょ?だから廃止を急げ。 |
恋さまシート そもそも「ケーキ一つを無駄にしてまでお膳立てしてあげた」っていう、知能に対して倫理がついて行ってない感じが現代の情報の錯綜を象徴してるね。こんなのに「子供だから仕方ない」で済ますのがおかしい話なんですわ。時代背景についていけずに掲げる「少年法」なんて人を殺す法律でしかない。 |
らっきぃ☆アナゴ 「子供がやったことに親が文句を言うなんて大人気ない!でも自分や自分の子が同じことをされるのは嫌だし許せない!でも謝りたくないから無条件で許せ!」何をどう解釈したらこんな主張が受け入れられると思えるのか本気で分からない。人間以下のサルが子供作るなよこういう害悪にしかならないんだから |
しゅう 集団でイジメをする奴らは精神的に異常を来してる可能性が高いので精神病院に入れた方が絶対良い、社会通念が完全に破壊されたモラルハザードモンスターなので、正常な人間社会での生活は不可能だと言わざるを得ない、「心に悪魔が宿ってる」そう言うのはもう子供とか言ってる場合じゃない殺人事件も平気で起こすようになる |
にわか乙〜26人目のにわか〜 イジメのターゲットにならないためには「マジでやめろや」と本気さを伝える『力』が必要。↑で言ってる人がいるように「金属バットで殺す」ような物理的な本気さや、周りの人間に根回しする(上手い事チクる)周到さでもいい。ちょっと前に あ○る優 がいじめられて泣いてる我が子を晒しものにしてたけど、耐えれば終わるものじゃない。強く「NO」を突きつけられないとダメだ |
ぬぼら 自分より弱い立場の人間を作って優位に立ちたいそれがいじめの理由これは動物としての本能的なものでもあるから絶対に無くならないよだからいじめを無くすのではなく、いじめても被害が少なそうな奴(どうせ大した人生歩みそうにないから自殺しても社会に影響が少ない奴)がいじめの対象になるように対応するべき |
にわか乙〜26人目のにわか〜 ここでコメントしてる奴がやってるのは「いじめ」だよ。『叩きやすい』相手をよってたかって『正義』っていう威を借りて『匿名』という安全な場所から攻撃してるとても卑怯な行為。気持ちいいだろ?だから分かるだろ、「いじめを無くす」なんて無理ってことが。だからまずは、いじめのターゲットにならない術(強さ)を教える事が最も大事なんだと思うよ |
ぬぼら ゲスト だからそうしたいのならそうすればいい、出来るものならね結局は弱い奴がいじめの対象になるだからいじめられたくないのなら弱い奴にならなければ良いだけ良い仕事したいなら勉強しろってのと同じいじめられるような弱い立場になってる奴が悪い結局いじめ自体は無くせないんだよ |
アキティン 不法行為に対して不法行為で対抗すると何故かやり返したほうが悪くなるんだよな。違いは”やり方”がうまかったかうまくなかったかだけ、まっとうな方法ではまともに対処すらされない。おかしな世の中だよな。 |
nor "いじめは必要"って言ってる人がいるけどまさにその通りで、いじめが娯楽になってる奴ってのは必要だから"その娯楽"を求め続ける。警察の介入等で止めない限り、ターゲットを変えてでも一生だれかを傷つけ続けるぞ |
ぬぼら そのおかしな世の中に生きているのだからそれに適応しない奴がわるい環境に適応出来なかった生き物は皆絶滅してきたここはそういう世界なんだよ世の中正しいものではなく賢い、さらに言えばずる賢い奴が得をする世の中なんだよそれに適応出来ない奴が悪い |
ゲスト >子供のやることに親が出てくるのは間違い逆です、子供がまともな判断が出来ない、責任を負う能力がないだから親が指導・教育・責任をおうわけです昔からよその子供をしかったり拳骨加えたり(暴力は駄目)は普通にやってきたこと、今はそれがなくなったから学校と親がちゃんと教育しないと |
にわか乙〜26人目のにわか〜 「子どものいじめ」が問題になるのは、単純に加減を知らないから。大人は「仮にこれがバレたら“社会的に”詰むな」ってブレーキかかるけど、子どもにそんなものは無いからね。つまり逆に大人のイジメは「陰湿・狡猾」。バレないように、バレても一見問題ないように、真綿で締め上げられるように苦しめられるよ(絶賛体験中 |
アキティン いじめられる方が悪い理論は聞き飽きたわ。それってつまりいじめをする強い方は何も変わらなくていいです、いじめられる弱いほうが変わりなさいってことだろ。いじめられる方にも原因があるって言うなら完璧な人間なんかいなんだから誰だっていじめられる原因があるわ。金メダリストの羽生くんですらいじめられる世の中だぞ。 |
cresc. 暴力性があるところまでは当たり前なんだが、それを無闇に発散しても平気だと社会をナメている所と、それを肯定してしまう何も裁かない社会(学校)がいじめの温床。さらにその裏を考えると健全な発散場所である創作物を奪ってしまう事とセットで、そちらの犯人は報道であり、学校と報道、それらに共通して跋扈しているのは誰だぁい?と考えると実は凄くシンプルな構造の話だったりする。 |
ぬぼら 正当化だとかほざくんなら、いじめを完璧に無くす方法を考えてそれを実行してから言いましょうね何の解決策も言わずにイジメワルイイジメワルイとぶつぶつ言うだけでは何も変わらないよ?何も結果を出せて無いのに文句だけ言うのはただの負け犬の遠吠えでしかない |
tea 子供のした事だからは謝罪を受ける方が言う台詞被害者の前で悪さを働いた自分のガキを滅多打ちにして謝る時に「まぁまぁもうその辺で、子供のした事ですから」って言ってもらうもの加害者がのうのうとほざく台詞では断じてないし、ましてやイジメに荷担するヤツに掛けるものではない |
ツチノコ いじめが娯楽になるまで親が放っとくからこうなる。それこそ少年法続けるなら裁かれるべきは親だよ。自業自得で親無くして施設で過ごしなさいよ親から恨まれなさいよニュースで報道されなさいよ。←こんなセリフが言い過ぎにならないレベルのいじめだって普通に起きてるからなぁ |
アンバー工場23区 明らかな罠なのに誘いに乗るとか・・・っていうのはとりあえず置いておいて、いじめはまずなくなることは無い。いじめっ子は必ず現れる。結局はいじめられてる側が何か行動を起こさない限りどうしようもないんだと思う。いいようにやられるがままだと何も解決しない。そう思う。 |
ぬぼら 結局ここのコメントでも、いじめを無くす根本的なことを考えずに加害者にどういう罰を与えるだのっていう攻撃的な考え方しかできないそれも罪を犯したものという社会的な弱者に対して言いたい放題言いたいだけそれも結局はいじめと根本的な部分は似てるいじめを非難する奴らもいじめの加害者と同じように弱者を攻撃したいだけなんだよないじめ反対ってのは建前にすぎない |
みのる いじめる側はそれがいじめと認識していない場合が多い。何がいじめがケースバイケースだから、ノリや空気で増悪し歯止めが利かなくなり最悪の結果を辿って初めて本人が自覚する。大半は常識で気づくけどね。親や環境がその「常識」を教育してないから、いじめを生む。 |
ぬぼら いじめの被害者側の意見を尊重し過ぎるのも解決にならないよねよく「被害者がいじめだと感じたらそれはいじめ」みたいなこと言われるけどそしたらいじめる側もそれを利用すれば良いだけ「あいつにいじめられたから罰を与えてくれ」とかいう嘘をつくいじめが起ることは目に見えてるしかもクラス中がグルになって周りの奴がその架空のいじめの証人にでもなったら…w |
コメント
コメントする