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愛する夫が裏切り行為をしていたら100年の恋も一瞬で冷めるもの。ましてや、犯罪や変態的な行動ならなおさらだろう。
このことについて、女性限定匿名掲示板『ガールズトーク』のとあるトピックが話題になっている。
「夫が私の女友達のトイレシーンを盗撮しました」と訴えた投稿者の女性。どうやら、投稿者の20年来の友人である女友達のトイレを自らの快楽のために盗撮したという。
もともと夫に盗撮系のモノに興味があったことは知っており、投稿者の風呂場に会社の同僚女性が写った写真も見つかっていたが、「欲求不満だったのだろう」と大目に見ていたそう。今回の一件も、友人が来る数日前に隠しカメラを購入していたことから疑問を抱き、夫に問い詰めないままカメラを捨てていたという。
衝撃の事実に離婚も考えた投稿者だが、3歳の息子がいることから別れを決意できないよう。夫はカウンセリングにも行き、「更正を誓う」と宣言。とはいえ「再び夫婦としての信頼関係を作る気が起きません。また、盗撮癖は治らないとも聞きます」との思いから、迷いも生じているとのこと。
そのため投稿者は、掲示板に今後どうするべきか悩みを相談した。
子供のために離婚を決意できない、という投稿者に、掲示板からは批判が殺到。「すぐに別れるべき」との声が相次いだ。
・病気だろうがなんだろうが、そんなことをする人と、一つ屋根の下生活できますか? まして、子どももいて背中を見せるべき父親が家の中で犯罪をおかしてるのですよ? 離婚一択。ありえない
・気持ち悪いから嫌だな 無理でしょ 子供のため離婚しないと言っても 子供が大きくなって、お父さんが盗撮した事を知ったらね 変態はダメだわ
・子どもの為に離婚しない? いやいや、子どもの為にも離婚しましょうよ。盗撮は、犯罪ですよ。息子さんを犯罪者の子どもにしたいならいいと思いますが。息子さんが学校に通うようになって学校の女子トイレを盗撮したらどうしますか?
また、ここで通報や離婚しないことが友人への裏切りにつながるという指摘も。
・キツイこと言うかもしれませんが…
貴女が通報しない離婚しない等の行動が友人への裏切り行為に繋がるんじゃないかなと思いました
・主さんは昔から夫の盗撮癖を知っていて前科があった。しかもお友達を呼ぶ前日にもトイレの隠しカメラを発見して破棄した。でも発見したことを夫に問い詰めずに、夫が自ら踏みとどまって欲しいと思い放置、結果お友達が犠牲となったわけだ。これをお友達が知ったらどうかな?
20年来の友人のトイレ姿を盗撮してもなお、離婚を決意できない投稿者。子供がいることは、それだけ離婚を躊躇させる要因なのだろうか。
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,342名に「子供がいる夫婦」について調査したところ、約半数が「離婚すべきではないと思う」と回答した。
(©ニュースサイトしらべぇ)
もちろん、犯罪やDVをするなど行為によってその意見は変わってくるだろうが、基本的には「子供がいるなら離婚してはいけない」という考えの人は多いようだ。
「盗撮魔の父親がいてもいいの?」との厳しい指摘も相次いだが、それだけ父親の存在は必要だと考えているのだろうか。
・合わせて読みたい→「子供がいるのに再婚するのはひどい母親」 元夫の意見に賛否
(文/しらべぇ編集部・シマウマ姉さん)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2017年11月17日~2017年11月20日
対象:全国20代〜60代の男女1,342名
(kf4851/iStock/Thinkstock)
国会では、「働き方」が大きなテーマになり、さまざまな企業で「働き方改革」が進む昨今。しかし一方で、ブラック企業に悩む人も少なくない。
東大法学部卒業の弁護士であり、大手戦略コンサルティング会社で経営コンサルタントとして勤務した経験も持つ南谷泰史さんは、スマホアプリ『残業証拠レコーダー』を開発。
GPS機能を使って、未払い残業代請求のための法的証拠を自動で残せるというサービスだ。南谷弁護士が、サイトで「ブラック企業でのエピソード」を募集したところ、予想を大きく上回る体験談が寄せられた。
その中でも衝撃的なブラックぶりな体験を紹介しよう。
ひーるそんさんがある企業に勤め始めてすぐのこと、母親に重い病気が見つかったという。
「入社2年目のことです。母親がガンになり、その看病と病院通いのため、残業など(当然サービス残業です)あまり協力できないことを伝えました。上司に承知してもらえたのでよかったと思いましたが、先輩や教育係に『自分だけ大変だと思うな』『母親が病気なんて、仕事に関係ない』などと言われました。
自分にも甘えがあり、先輩方の言うとおりだと思い、歯を食いしばって何とかこなしました。結局、母親は亡くなりましたが、その後、仕事に打ち込めるようになりました」
もっとも身近な家族の闘病と死。それに歯を食いしばって耐え、仕事に打ち込むという状況も、すでにブラック企業に「洗脳」されているように感じられるが、さらなる悲劇が襲うことになる。
「ところが例の先輩に『お母さん、死んでよかったね。仕事、集中できるようになって!』と言われ衝撃を受けました。上司に抗議しても、『その通りだろ』という対応。
あまりにも衝撃が大きく、私自身も病気になりそのまま退職しました。あのタイミングで会社の狂気に気づいてよかった! 母親が教えてくれたのかもしれません」
体を壊してしまったものの、ブラック企業を離れることができたひーるそんさん。しかし、本人にとっては許しがたい記憶の1ページだろう。
こうした先輩や上司の発言、会社の文化に法的な問題はないのだろうか。鎧橋総合法律事務所の早野述久弁護士に聞いたところ…
本件では、上司や先輩の行動が違法と判断されるポイントが2つあります。1つ目は、根底にあるサービス残業の文化です。会社が従業員に対して残業代を支払わずに残業させるのは、労働基準法37条に違反し、違法です。
母親の看病が必要なひーるそんさんにサービス残業を強いるほどこの会社ではサービス残業・長時間労働が常態化していたのでしょうが、ひーるそんさんが労基署に申告すれば行政指導の対象になりますし、悪質な場合は刑罰(6か月以下の懲役又は30万円以下の罰金)が科されます。
2つ目は、「お母さん、死んでよかったね。仕事、集中できるようになって!」という発言です。ひーるそんさんがサービス残業を強いられ、母親の看病もまともにさせてもらえなかったという事情も踏まえると、このような人格否定的な暴言はパワハラとして違法になる可能性が高いでしょう。
早野弁護士によれば、「違法性が認められた場合、ひーるそんさんは30~50万円程度の慰謝料を請求することができる」とのことだ。
こちらのブラック企業エピソードは6月10日まで募集中とのこと。気になる人は、相談の意味も含めて応募してみよう。
・合わせて読みたい→違法じゃないと言われても… 社員が「ブラック企業だと思った」待遇3選
(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト 取材協力/日本リーガルネットワーク)